講座コンセプト

経営の中枢にAIを

bringing Business and Academia

Vertically and Horizontally

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の機運が高まっています。

グローバルでは、AIとテクノロジーを武器に世界を席巻するデジタル企業が生まれていますが、

日本においては、組織内でAIを活用しDXを推進する人材の育成がボトルネックとなり、デジタル企業の成長を阻害しています。

その一因としては、まず学校教育段階における文系・理系間の壁が高く、理系学生の割合が世界的に見てもきわめて低いこと、結果多くの学生がテクノロジーという武器を使いこなす前に社会に出ていることが挙げられます。

また、こうした学生が就職してからも、企業内で人材育成のスキームがないため、外部AI・IT企業との連携が上手く進まない、DX推進が進まない、といった弊害が起こっています。

この講座では、AIデジタルの力を経営の世界で発揮し、世界で戦える経営人材の輩出を目的に、学生・社会人双方の育成に取り組みます。

講座概要

講座名AI経営講座
設置期間2021年6月1日~2027年5月31日の予定(6年間)
実施形態対面・オンライン ※講座ごとに異なります
受講対象(学生向け)首都圏の大学 学部生 大学院生
(社会人向け)一般社会人より募集
体制【企画・監修】
東京大学 工学系研究科 教授 松尾豊
東京大学 工学系研究科 教授 坂田 一郎
東京大学 経済学研究科 教授 柳川 範之
【運営】
東京大学 工学系研究科 松尾研究室
講座創設先東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻
ご寄付元PwC Japanグループ

講座の特徴

最先端のAI×ビジネスの知見を集約

東京大学松尾研究室が培ってきたAIの社会実装へのインサイトに加えて、BXT(Business eXperience Technology)の考え方に基づき、業界・ソリューション別のビジネス動向と、AIが社会・ビジネスに与えるインパクトについて、さまざまな切り口から講義、議論します。

また、ビジネスケースを用いたアクションラーニングも実践し、社会課題・ビジネス課題に対し、Business、Experience、AIに代表されるTechnologyの観点から、具体的なアウトプットを出していきます。

業界最前線からのインプットとアクションラーニングを組み合わせた実践的講義

フェーズ1は業種・ソリューションそれぞれの切り口からの講義を行い、それを踏まえて議論するというインタラクティブなセッションです。

フェーズ2はアクションラーニングとして、チームワークでのビジネス構築体験を実施します。

フェーズ1:インプット

AIが業界/ソリューションに与えたインパクト

最近の動向、業種や業界ごとの事例を中心としたAIの活用事例を講義

フェーズ2:アウトプット

ビジネスケースワークショップ

  • ブリーフィング

    • 3つ程度のケーススタディを4名1チームの15~17チームにアサイン
    • 以降はチームにてアウトプットを作成
    • ケーススタディはフェーズ1の講義を踏まえた業種×ソリューションの切り口で作成
    • ケースアサイン、チーム分けは事務局にて実施
  • ワークショップ

    • 事業環境における変化ドライバーの理解
    • ビジネスケースごとのソリューションのアイデア創発
    • ワークショップはBXTの方法論を用いる
  • チームワーク

    • アイデアをブラッシュアップし、事業計画とビジネスプランを策定
    • 予選ピッチ、決勝ピッチにて発表
    • ビジネスコンテストに近いセットアップをすることで、ビジネス疑似体験を醸成

体制

企画・監修

松尾 豊

松尾 豊

東京大学 工学系研究科 教授
坂田 一郎

坂田 一郎

東京大学 工学系研究科 教授
柳川 範之

柳川 範之

東京大学 経済学研究科 教授

運営

東京大学 松尾研究室

東京大学 松尾研究室

松尾研究室 教育研究チーム

外部からの特別講師

三治 信一朗

三治 信一朗

PwCコンサルティング合同会社  パートナー
PwC Japanグループ

PwC Japanグループ